ここは地獄

人生そんなもんだ

秋、ありがとうございました

秋ですね。

秋になるといつも新しいジャンルにハマっている気がします。ヒプマイもLDHも、本格的にハマり始めたのは秋だったなぁと…。

 

そんな2023年の秋、私がハマったのはユニバのゾンビでした。

ポゼッスドプレイシングスというエリアにいる「水兵さん」と呼ばれるゾンビです。

 

水兵さん、まずは私をユニバまで連れてきてくれてありがとうございました。水兵さんを好きになっておよそ10年ぶりにユニバに行き、ホラナイ以外の様々なエンタメに出会いました。

これまでも行きたいな〜と思うタイミングは度々あったけれど、いまひとつ決め手がなく大人になってから一度も行けていませんでした。

こんなに楽しい空間があったなんて、知らなかったです。

特別で、大切にしたい場所が一つ増えました。

今度は友達や家族も連れていきますね。本当にありがとうございました。

 

大阪に行くまでの電車で、「今日は水兵さんいるかな?」とか「行った先で楽しくなかったらどうしよう…。」と勝手に不安になることもありました。でも、全部杞憂でした。

 

ありがたいことに、嫌なことはほとんど目にすることなく最初から最後までずっと楽しく一日を過ごすことができました。自分で撮った水兵さんの動画を見返しながら、動画の中の私はありえないくらい笑っていて、ずーっと笑っていて、正直気持ち悪かったです…。楽しい時間をありがとうございました。

水兵さんが他のゲストを驚かしたり、子供と絡んで泣かれてしまったり…。目の前で起こるすべての出来事が面白く、豊かな空間だったと思います。水兵さんが周りを見渡して、ビクっとしたゲストや怖がっているゲスト目掛けて飛んでいく姿が好きでした。周囲をよく見ていて、どんな人なのかを見分けて咄嗟に判断している気がして、賢いゾンビだな…と思ったり思わなかったりラジバンダリ。(唐突な長妻構文)

 

でも一番好きなのはやっぱりダンスです。

正直、片手で数えられるくらいしかダンスを見れていませんが、どのダンスも同じクオリティのものを届けてくれてすごいな〜と思っていました。いつ行っても美味しいラーメン屋みたいな。(どういう例え?) 

一日にたくさん見るオタクの人もいれば、その瞬間にしか見ることのないゲストの人もいるからこそ、同じものを届けて、その中で目の前にいる人たちと柔軟にコミュニケーションをとる姿が好きでした。

10月後半は水兵さんのコスプレをしているちびっ子たちをたくさん見かけましたが、どの子にもダンス中に反応していて、その優しさに救われました。あの日あの場所にいた子供たちがみんな幸せな思い出を持って帰ることができていたらいいな〜とオタクは思います。

ダンスの好きなところはたくさんあるけど、お手紙に描いたのでここでは割愛します。

一つだけ、始まる前の痙攣発作がめちゃくちゃ好きでした。

お行儀良くストリートを行進していた兵隊の人形が、音楽が鳴った瞬間狂い、変貌する様が見ていて怖かったです。ここから何が始まるんだ?という期待感や直前の静寂…。あの一瞬にエンタメが詰まっていたなと感じます。

 

 

10月30日、私の千秋楽でした。

水兵さんのダンスをどこで見ようかウロウロしていた私に、「ここ来ますか?」と場所を空けてくれた水兵さんファンの方、ありがとうございました。

最後に見た水兵さんは唱の音楽が始まる直前に爆速帰宅してしまいましたが、残ったオタクと子供たちと突然端っこになってしまったベビたんで踊ったあの時間は私にとって宝物です。推しがいないのにね。変なオタクだね…。急にいなくなったから「えー‼️」ってなったよ、わたしも。

 

水兵さんがいなくても、あの空間が成立するのは間違いなく水兵さんがこれまで一つ一つエンタメを積み重ねてきたからだと思います。びっくりしたけど、いつも動画撮るのに夢中であんまり踊れていなかったから、あの場所で踊れて幸せでした。

ちっちゃい水兵さんたちも楽しそうで、見ていてハッピーでしたよ。本人不在でも成立するエンタメは本物だな〜と、最後実感できて良かったです。

水兵さんがいなかったら唱のダンスなんて覚えてないし練習してなかったから、すべての行動のきっかけになってくれた水兵さんの存在にありがとうと言いたいです。

 

水兵さん、ハロウィン期間本当にお疲れ様でした。おもちゃ箱でゆっくり休んでね!

また来年会えるといいな。

 

水兵さんから与えられたものをひとつひとつ返していける自分になろうと思えた10月でした。

素敵な秋の思い出をありがとうございました。

 

おしまい